手作業の襖下地。襖の良し悪しは下地で決まる。
「骨」と呼ばれる格子状の木材の一つ一つ金槌で組み込む手作りの製法「組子式」の襖下地。
紙貼りは、襖の見栄えを決める大切な作業。
職人のヘラが紙の上を素早く走り、紙が下地に吸い付くようにピンと張られます。
優雅さと機能美の融合を実現する、人の手による丹念な仕上げ。
こだわり深く作られた下地を丹念に仕上げる作業。
一つ一つ、手作業で引手を取付け検査員の検品の判を押され、大切に梱包されます。
大切なお客様にお届けする為に、丁寧な手作業によって富士産業の襖は一つ一つ仕上げられています。
ふすま「組子式チップボード襖(チップボール襖)」商品特長
室内の湿度も調整、生活にやさしい建具
チップボード襖(チップボール襖)は、木製の芯材とボール紙で製作していますので、間仕切りとしての用途はもちろんのこと室内の湿度調整機能付きの襖です。室内の湿度が高くなれば湿気を吸収し、湿度が低くなれば水分を放出する生活にやさしい最適な建具です。
耐久性
木製の芯材で製作していますので紙の張替えをするだけで長い年数にわたり使用できます。また、縁や引手などの部材も取り替えていただければ新品同様になります。
インテリアとして
襖は採光を取り込むことができる「中抜き襖」や茶室で使われる「ぼうず襖」などがございます。
お使いになる方のセンスでインテリアとしてご使用いただくことができます。最近では和室に限らず洋室でお使いになる方も増えてまいりました。
ふすま「組子式チップボード襖(チップボール襖)」製造工程
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- 01両面プレナー
組み子式襖に重要な調整工程です。寸法通りになる様、面の精度を整えます。
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- 02組子クデ切り
和襖特有の上下に交互の溝を、この工程で、正確に作ります。
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- 03組子組立
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合い欠けた部分を一つ一つ人の手により組合わせ独特の「組み子」を作り、編む事で反りをおさえます。
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- 04自動枠組みタッカーマシーン
組み立てられた組み子に均一にステープルで止め、かまちと呼ばれる枠部分を自動で取り付けます。
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- 05スミ板・引手板(取付)
角の補強として四角に長方形の木材をタッカーで止めます。
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- 06ホットプレス
組子式の骨組みと板紙をホットプレスにて均等に圧力をかけ、圧着します。
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- 07ダブルサイザー・仕上げ
ホットプレスで接着され、流れ作業で決められたサイズに幅を切断します。
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- 08仕上がり・完成
最終仕上げを行い、検品されます、種類ごとにたてかけて倉庫にて保管し、乾燥させます。